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Mamiko Someda

現代音楽とチェンバロ

更新日:2020年12月31日

チェンバロを始めた頃は、まさか自分がコンテンポラリーを演奏するようになるとは、想像もして思いませんでした。


現代音楽とチェンバロ vol.1

〜大学時代〜


現代音楽といっても、ジャンルもかなり幅広く多種多様になりますが、ここでは、あまり細かく考えずに、、大きな枠組みとしての20世紀以降に作曲された音楽を示すことにします: 大学大学時代に、桐朋オーケストラとしてヴィオラスペースに参加していました。

ヴィオラの祭典ということで、そのコンサートでは、ヴィオラを使ったバロック時代から現代の作品まで、様々な時代の作品が演奏されていました。

(ヴィオラスペースのプログラム)



オケのみんなで、貨物エレベーターに乗った思い出もよみがえります(*^^*)

私は、オーケストラの通奏低音奏者として、バッハやテレマンなど、チェンバロが活躍していたバロック時代の作品に参加していました。 バッハの作品が幼い頃から大好きで、念願叶い始めたチェンバロ。

通奏低音というものを知り、どんな風に演奏すれば、上声部を支える演奏ができるのか、先生方の様な演奏に近づくことができるのか、

コンサート、アンサンブル授業、そして大学で借りたCD、様々な通奏低音奏者の演奏を耳コピしたり、音の動きをメモしたりと、 自分自身が取り組んでいる作品のリハーサル時に色々と試して研究していました。

通奏低音は奥が深く、本当に面白いです。


(浜松楽器博物館、天空ホールにて 桐朋時代) そんな中参加したヴィオラスペース。

近現代の作品も演奏されるのですが、

バロック三昧、バロックにどっぷりだった当時の私には、

こういう世界もあるんだな、というところで私の現代音楽に対する感覚は止まっていました。


もしかすると、その時の私の脳みそは、バロック時代の作品への探求で精一杯で

すでに容量オーバーになり、現代の作品まで興味関心が及ぶスペースがなかったのかもしれません。




現代音楽との出会い vol.2 に続く・・・

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