バロック音楽どっぷりの桐朋時代。
その頃より、言語と音楽の関係性に興味を持ち、少しずつヨーロッパで学ぶことへと心が向いていきました。
(通奏低音に焦点を当てたコンサート、隣の隣の町の図書館にて フランス)
留学先は、フランス。
毎日過ごすことだけで大変な日々もありましたが、全てがチャレンジの連続で、失敗しても上手くいかなくても、悩んでも、全ての経験がかけがえのないもので愛おしく感じました。
何よりも、ずっと硬く閉じられてしまっていたわたしの中の扉を開けることができたことが、本当に大きなことでした。
詳しくは → クラヴサン の記事を読んでみてください(^-^)https://mamikoclavecin.wixsite.com/m-somedaclavecin/post/クラヴサン
(試験の伴奏で、ストラスブールから少し電車に乗って、セレスタへ
試験は音楽院内だけではなく、別の学校や教会など、様々なところで開催されました))
音楽(芸術)と生活が強く結びついているフランス。
ふらっとおばあちゃんが買い物の帰りにコンサートを聴いていたり
小さな村のお祭りでも、赤ちゃんもおじいちゃんおばあちゃんも、たくさんの人が音楽を楽しんでいました。。
毎月の文化施設の無料開放日
夏のドイツとの国境ライン川の河川敷での野外でのオーケストラの演奏会
秋の現代音楽祭Musica
音楽院で、毎週の様に行われている演奏会やオーディション
オペラ座での古典のオペラからモダンのオペラ
ノエルのミサ
街に溢れる音楽
様々な音楽や芸術、そして日々の生活との芸術との関わりを強く感じることが、
わたしが今生きているこの時代、この瞬間に生まれようとしている音楽へ興味を持たせてくれたのだと思います。
(音楽院の前の河には、たくさんの水鳥が生息していました。毎年、赤ちゃんを育てるオオバン。
彼らの巣作りを、3階のレッスン室から覗いて応援していました。)
でも、、やっぱり、
重く硬く閉じられていたわたしの中の扉が、少しずつ開き始めていたからなのかもしれません。
つづく
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