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Mamiko Someda

新しいリズム

我が家に新しい家族が増えました。


産後すぐは、体調もしんどく、初めてのことばかりで、

なかなか生活リズムがつかめませんでした。


最近やっと、楽器の前に座ることができるようになり、

この間、我が子のためだけにチェンバロを演奏しました。


ありがとうの気持ちと共に、演奏をプレゼントしたいと、

本棚に向かって思うがままに選びました。


夜間の授乳で寝不足の毎日が続いていますが、

この子の機嫌がいいタイミングと、わたしの寝不足が少ないタイミングが合ったとき、

チェンバロに向かっています。


チェンバロに触るのは、臨月の時は楽器の前にほとんど座れなかったので、

数か月ぶりでした。


どんな風に体が反応するのかなと、演奏できる嬉しさの反面不安もありました。

そっと、チェンバロの鍵盤を押してみます。

身体のいらない力が抜けていて、敏感にジャックが弦をはじくのを感じることができました。


とても心地いい。


チェンバロは私にとってかけがえのないモノだと、再認識した瞬間でした。





実は、この秋にリサイタルを予定していましたが、

少し延期して、来年の春に開催予定です。


子育てしながらの初めてのリサイタル。

想像しているよりもはるかに大変なことも多いと思うけれど、

この子からたくさんのエネルギーをもらいながら、準備したいと思います。


ゴールデンウィーク明けからは、少しずつ自宅でのレッスンを再開しました。

生徒の皆さんが、レッスンの再開を心待ちにしてくださっていたことに、とても感謝しています。


新しいリズムを見つけて、また日々変わっていくそのリズムに乗って、

いろんなバランスを見つけながら、

大好きな家族と大好きなチェンバロとこれからも生きていきます!

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