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Mamiko Someda

モダンチェンバロが《異邦人》に登場!

久保田早紀さん 《異邦人》


197910月1日に発売され、大ヒットした曲ですね。



わたしは、そのころを知りませんが、

当時を生きた世代の方々は誰でも知っているほどの大ヒット作品。




先日、ひょんなことから、その時代をまさしく生きていた父から


久保田早紀さんの 《異邦人》 を教えてもらいました。





どれどれ~どんな曲なんだろう    と開けてみると、


モダンチェンバロではありませんか!!!



古楽復興の動きの中で生まれた、モダンチェンバロが日本でも広まっていた時期ですね。



もしかすると、この場面をリアルタイムで聴かれていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。





他の動画では、ピアノで弾き歌いされているようですので、


この時だけ、特別に モダンチェンバロで演奏されたのでしょうか。



手元が映るアングルをよく見てみると かすかに


Neupert


と、文字が見え ノイペルト社が製作した、チェンバロであることがうかがえます。







ノイペルト社のモダンチェンバロは、演奏会で何度か演奏させていただいたことがあります。



写真は、2008年に出演させていただいたコンサート時のものです。

(ノイペルト社のモダンチェンバロ)




同じく出演されていた、マリンバ奏者の波木基子さんのブログより拝借させていただきました。



お客様が、ケーキやコーヒーを召し上がりながら演奏を楽しむという、


とっても素敵な企画のコンサートに出演させてただ来ました。




このころは、まだコンテンポラリーの世界に覚醒する前だったので、


お話ししながらバロック時代の作品を演奏させてただ来ました!






その後、覚醒後(!)フランスから帰国して、再び伺わせていただき、


コンテンポラリーを試弾させていただきました!




ヒストリカルチェンバロとは鍵盤の重さは全然違い、


モダンチェンバロの方が重いという感覚です。





ストップ操作も足ペダルでできるようになっており


両手がふさがっていても、ピアノの足ペダルのように操作ができます。








異邦人へ、お話しを戻しますと、


このころに、どんな動きがあって、モダンチェンバロを使うことになったか、わかりませんが、


クラッシックと呼ばれる世界だけにとどまらず、


モダンチェンバロがこのような場面で演奏されている、という事実は、とても嬉しく感じます。




モダンチェンバロの弾きが、この作品のオリエンタルな雰囲気を、


一層高めているようにも思います。




素晴らしい歌声と旋律と、なんども聴いていたくなる作品です。



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