今月をもって閉館される、大阪豊中のノワ・アコルデ音楽アートサロン。
2月上旬、サロンオーナー様、平井さんへのありがとうの会が開かれました。
サロンの15年の軌跡、平井さんご自身の絵本と朗読、集った演奏家の演奏、そして座談会。
大変濃密な時間を過ごさせていただきました。
(プログラム、サロンに飾られていたタイル)
また新しい輪が広がっていくような出会いがあり、
これこそ、平井さんからのとっておきの贈り物のように感じています。
(平井さんより記念品が贈られました)
こちらのサロンを知ったのは、フランスから帰国してからでした。
チェンバロが常設されているサロン・コンサートホールを関西圏で探している際に、出会いました。
(ありがとうの会のリハーサルの様子)
サロンの中に入ると、薄ピンクとクリーム色、優しい色合いの空間が広がります。 平井さんご自身の絵画が飾られていて、とてもオシャレです。
私は、特に、サロンのお手洗いに飾ってある、ハンモックの絵が大好きでした!!!
(2017年 7月2日 服部祐介テューバリサイタル)
こちらでは、アンサンブルのコンサートを2公演、リサイタルを2公演させていただきました!
大きなコンサートホールでは味わえない、お客様のお顔が舞台からはっきりと確認できるくらい
親密な空間。
演奏会中のお話しでも、お客様の反応がとてもダイレクトに感じることができました。
(2017年 10月14日開催 《Cの魅惑》へむけてのサロンでの打ち合わせ)
演奏後、話しかけてくださる方が本当に多く、その場でチェンバロ解説がはじまることは、
しばしばありました。
(2019年 2月24日 リサイタル《音の玉水》終演後)
リサイタル後には、毎回、交流会として、
お菓子やお茶を用意して、奏者と聴衆、お客様同士が演奏会の余韻を楽しんでいただくひとときを
作っていました。
(2019年 2月24日 リサイタル《音の玉水》終演後の交流会)
音楽をする人もしない人も、チェンバロを弾く人も弾かない人も、お互い初めて会う人も、
食べ物を囲むと、自然と表情が緩み、笑顔になっていく。
親密なサロンだからこそ出来たことだったように思います。
(2020年11月23日 リサイタル《仮面の演奏会》)
聴衆としてこちらのサロン訪れることも多くありました。
現代音楽、フランスでお世話になった先生のコンサート、マスタークラス、
そこで出会った方々が目に浮かんできます。
(2019年2月24日 リサイタル《音の玉水》にて、
委嘱作品【三つの時間と声なき唄】の作曲家 桑原ゆうさん)
作曲家桑原ゆうさんとは、こちらのサロンで開かれていた
若手の演奏家による現代音楽のコンサートで、出会いました。
素晴らしい作品で、演奏後に思わずお声をかけさせていただいたのがきっかけです。
たくさんのご縁をいただいた、ノワ・アコルデ音楽アートサロン、
これまで15年続けてこられたオーナーの平井悦子さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
いただいたご縁に感謝して、これからもチェンバロを届けていきたいと思います!
平井さん、チェンバロ常設サロンとして、大変貴重な場をありがとうございました!!!
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