top of page
Mamiko Someda


昨日は朝起きて、パリのノートルダム大聖堂の火災を知り、あまりのショックでしばらく信じられなく何が何だかわからずらず、、思考が停止しました。胸が押しつぶされる思いです。。


(2015年夏、パリ)




~~~~~~~~~



クラヴサンに触れている時は、自分の中の自分を開放(解放)できる気がしています。


深い哀しみにくれて、大粒の涙を流すこと

辛くて耐えられなくて泣き叫ぶこと

大喜びになって、飛び跳ね走り回ること

大好きな食べ物をお腹いっぱい食べること

行きたいところへ、好きな時に行くこと

いたずらをすること ...



クラヴサンを演奏すると、いろんなわたしに出会えます。




(フランスでの練習室の窓から)




留学するまでは、そうではありませんでした。


留学し始めた最初の頃は、コンセルヴァトワールに籠って、がむしゃらに練習していました。

そんな頃、恩師からの言葉に、はっとさせられた日がありました。



" わたしはね、クラヴサンが人生の全てではないと思うのよ "


" 楽しまないとね クラヴサン弾くことも 遊ぶことも 食べることも "



決して押し付ける言い方ではなく、先生とお話しする時にするするとわたしに話されました。


頭では理解できても心で感じれたのは、留学を終えようとしている頃でした。



(コンセルヴァトワール前の河にて)




チェンバロに触れている時は、

端っこの方でぎゅっと手で足をおさえて体育座りしながらずっとずっと待っていてくれた、

わたしの中のわたしが扉を開けて出てきてくれます。


重い扉が留学生活の中で、少しずつ開いてきていたのでしょうか。



扉の向こうにいるわたしに出会うために、わたしはクラヴサンを演奏するのかもしれません。





扉が閉じないように


閉められてしまわないように

閲覧数:47回0件のコメント
Mamiko Someda


ブログ始めました:)


帰国後二回目となる、ソロリサイタル~音の玉水~~、1月31日東京(近江楽堂)、2月24日大阪(ノワ・アコルデ)、終演いたしました!

今回は、四人の作曲家さん

左から根本卓也さん 桑原ゆうさん、黒田崇宏さん、(増本伎共子先生)

に委嘱いたしました。





増本伎共子  Diary-日々の移ろい~ヒストリカルチェンバロのためのための


黒田崇宏   Gradualism ll


桑原ゆう    三つの時間と声なき唄唄


根本卓也   《おとわざ》 ~村上春樹の短編による前奏曲・メロドラマとフーガ~~



素晴らしい作品に支えられ、また新たに挑戦することができました!!

ご来場、応援くださいました皆さまありがとうございました(*^^*)




閲覧数:26回0件のコメント
bottom of page