5月23日(日)に、奈良は二上山のふもと葛城にある知る人ぞ知る隠れ家サロン、
Chez Mozart にて演奏させていただきました。
この週は梅雨入りして、大雨が続いていたのですが、
演奏会当日は晴れ渡り良いお天気となりました。
2002年秋に誕生したChez Mozart(モーツアルトさんち)。
この春、音楽がもっと身近に感じられるプロジェクト
「サロン・ド・テ・シェモザー」をスタートされました。
時代順にテーマを決めて、レコードやCD、時には生演奏を聴きながら、
ランチや紅茶でゆっくりくつろぎながら音楽を楽しむ企画!
お話をいただいたのは、4月末。
お電話でこの3月に始めた新しい企画の話を聴かせていただきました。
サロンオーナー岡田さんから、クラヴィシンバルムで是非!というお言葉をいただき、
中世末からルネサンスに考案された鍵盤楽器ではありますが、
今回は初期バロック~バロック作品を選びました。
サロン内のお写真を見せてくださり、、
これが、もうため息が出るほどびっくりするほど夢のような世界、、とっても素敵なのです!
ヨーロッパでも研究が進められている鍵盤楽器、Clavicymbalumクラヴィシンバルム。
今回使用する楽器は、15世紀ブルゴーニュの宮廷に仕えた
アンリ・アルノー・ド・ズヴォレ(Henri Arnaut de Zwolle) の残した図(1440年)を もとに、
久保田彰さんが復元されました。
素敵な隠れ家サロンで開かれるサロンオーナー岡田さんの
音楽へ、音楽を愛する人へ、愛情あふれる企画。
お客様おひとりおひとりの表情が見え、
親密でいてどこかお家にいるようなアットホームな時間の流れを感じました。
ランチタイムでは影だった場所が、カフェタイムでは日の光が降り注ぐということで、
急遽演奏の位置を変える時も、
まるでみんなで部屋の模様替えをしているかのように、動いてくださり、心が温かくなりました。
何よりも、演奏後に皆さんと楽器を囲んでお話しするひとときが楽しかったです!
またクラヴィシンバルムの演奏したいなぁ!